クラウド会計の導入にあたって、費用としてはFreee/マネーフォワードに支払うソフト代だけを考えておけばよいでしょうか。
インターネットバンキングの導入が一つの大きなポイントになると思います。クラウド会計を導入するのであれば、インターネットバンキングを導入しないとメリットが限定的、かつ、クラウド会計のデメリットが目立ってきてしまいます。新しい会社であれば、インターネットバンキングが無料である銀行に口座を開設していたり、口座の数自体もそれほど多くない場合が多いのであまり問題になりません。歴史のある会社の場合には、銀行口座の数も多く、また、インターネットバンキングの費用が掛かる口座をお持ちの場合が多く、一つのネックになる場合があります。銀行口座の数が多い場合には、まずはあまり使っていない銀行口座を整理したうえでインターネットバンキングの導入、クラウド会計の導入と進んでいくのも一つの考え方です。
クラウド会計を導入すると自動で経理されますか。また、経理は楽になりますか。
クラウド会計を導入すれば、何もしなくても経理を行うことができる、ということはありません。ただし、インターネットバンキングを導入していれば、銀行預金について、また、クレジットカード明細についても連携することで、推測に基づいてある程度取り込まれます。ただし、クラウド会計を導入する場合、業務フローの変更を伴う場合が多く、業務効率の改善に対する効果としては、クラウド会計の導入ではなく、業務フローの変更による効果の方が大きい場合が多いです。
現在弥生会計を使っています。効率化したいのですが、クラウド会計に変更すべきでしょうか。
クラウド会計導入の結果として業務フローの変更による効果が大きいです。効率化のためだけであれば、弥生会計における業務フローの変更可能性を検討することをお勧めします。それでも難しい場合にクラウド会計への変更を考えればよいと考えます。ただし、クラウド会計にはそれ以外のメリットもあり、今後の拡張性を考えるのであれば、クラウド会計を導入したほうが良いことも考えられます。考え方をこちらにまとめてありますのでご参照ください。
インストール型(弥生会計) vs. Freee/マネーフォワード
Freeeとマネーフォワードのどちらを導入すべきでしょうか。
①導入する企業の置かれている状況、②使いたい機能、③好みによってその答えは変わります。完全なシステムはないので、どちらであっても使い始めてしまえば、足りない部分を外部の仕組みと補完しながら使っていくことになります。こちらに考え方を簡単にまとめてありますので、ご参照ください。
Freeeとマネーフォワード比較
クラウド会計に興味はあるのですが、自分でできるか不安です。クラウド会計を使った記帳代行は行っていますか。
はい、行っています。共有フォルダを設定させていただき、できるだけ、共有フォルダに必要なデータを共有いただく形にさせていただいております。それによって業務フローの改善につながる場合も多いです。現状、紙が多く、データ化できるかわからないという場合もご相談ください。丸投げで、こちらに紙をお送りいただいて、データ化させていただくことも可能です。
クラウド会計導入支援は行っているのでしょうか。
クラウド会計の導入支援を行っております。どのようにすることで効率化できるかといった点を一緒に整理したうえで、クラウド会計の導入を支援させていただきます。私どもでやることで業務が整理されてきますので、クラウド会計を使った記帳代行を行って業務が整理された後に、引き継ぐことも可能です。ご相談ください。
クラウド会計の導入には興味があるけど、使いこなせるか不安です。
状況に合わせて、サポートプランを組んでまいりますので、ご安心ください。まずは、クラウド会計導入をご検討なさっている理由をお聞かせください。
クラウド会計の導入時期はいつが良いでしょうか。
現在お使いの会計ソフトからデータを取り込むこともできますので、期首(新年度のスタート)からだけではなく期中からの導入も当然可能です。実務上は、①月次決算を行っておらず、経理は数カ月に一度でよいというような会社は期首(新年度のスタート)からが良いと思います。②月次決算を行っていて、毎月内容を確認している会社は、どうしても年度始まりは前期決算の処理等でバタバタすることが多いので、数カ月既存の会計ソフトに入力されたうえ、どこかのタイミングで当該月までのデータをクラウド会計に取り込んだうえで、運用を開始するのが良いようです。